Postfixでメールの転送をするとき、aliasesまたはvirtualを使うことができます。私自身は、virtualを使っていますが、久しぶりに設定変更しようとしたら、完全に忘れていました。備忘録としてまとめました。aliases、virtualのそちらを使おうと、設定方法はほとんど同じです。要点をおぼえたら簡単にマスターできます。
virtualで設定する
1. postfixの設定ファイル「main.cf」に下記の内容を追記します。
[root@mail ~]# vi /etc/postfix/main.cf
2. virtualファイルに転送の設定を記述する
[root@mail ~]# vi /etc/postfix/virtual
3. 記述したルールをデータベースに反映させるために、postmap コマンドを実行する。
[root@mail ~]# postmap /etc/postfix/virtual
完了すると、/etc/postfix/virtual.db が作成されます。
4. 最後に、postfix をリロードしてください。
[root@mail ~]# /etc/init.d/postfix restart
aliasesで設定
1. postfixの設定ファイル「main.cf」に下記の内容を追記します。
[root@mail ~]# vi /etc/postfix/main.cf
2. aliasesファイルに転送の設定を記述する。
[root@mail ~]# vi /etc/postfix/aliases
3. newaliases コマンドにて 稼働中の postfix に aliases ファイルの変更通知を行います。
[root@mail ~]# newaliases
4. 最後に、postfix をリロードしてください。
[root@mail ~]# /etc/init.d/postfix restart
ここまで終えたら、実際に外部から自分のメールアドレス宛てにメールを送信してみましょう。正常に受信することができればOKです。
(愚痴)
久しぶりに、メールの転送をしようとしたところ、virtualでやっていることを忘れており、少し苦戦しました。メールサーバーも定期的に触る必要があると実感しまた。